映画「バンブルビー」について
簡潔に、この映画を述べると。
突然できた人生最高の親友との短いながらも最高のひと時。
自分はこう感じた。
気になる点も多々あるが、物語のテーマ、その空気を楽しむ分には、気にならない程度の問題点だ。
優しく冗談好きで、背中も押してくれる、そして友人の為に怒る事ができる、理想の友人とも思える彼が見れる。
主人公が同級生に嘲笑された時のリベンジや、主人公が酷い扱いを受け、我を忘れて復讐する様は、良き友人である彼を象徴するシーンであろう。
好奇心旺盛な大柄なロボットと普通の家で同居するとこうなるよね、という場面があるのだが、不思議の国のアリスのロボット版と言った具合で、とても笑えるシーンだ
バンブルビーは当然人に比べれば遥かに大柄であり、地球で暮らすのは兎に角大変なのだ
本人は隠れた気でも、全く隠れられていなかったり
人によって見える世界は違うんだ
ただ腹をたてる事なく、その人の視点でも考えようと言ったメッセージなのかもと、僕は思った。
総評としては、心のやり取りが主な友情物語であり、戦闘などは二の次かなと。
メカの描写も素晴らしいのだが、昔のトランスフォーマーのような格好よさは、あまり感じなかった。
オススメできる映画です。
気になる点についてだが、これを知ると楽しめないかもしれないので、少し下に書くとする。
まず、彼らトランスフォーマーはエイリアンである。
当然地球とは違う文明の下で生きている。
この映画は彼らの星での戦争から始まる。
このシーンはツッコミどころが多いのである。
バンブルビーは現代風のスポーツカーに変形するし、オプティマスは地球に来る前からコンボイトラックを思わせるボディなのである。
時系列はどうなってるの?となるのだ
次はバンブルビーが地球に到着してからの戦闘について
幸か不幸か彼が到達してしまった場所は軍事演習場
人間は当然彼らの襲来を想定しているわけではない、にも関わらず
捕獲に適したハープーンガンをハンヴィーに装備しているのだ。
背景設定は、この通りかなり雑であり、映画の進行上あった方が良いと思えるものは、躊躇いなく投入されたのであろうか。